富士山噴火
富士山の噴火
富士山は5,600年前から今までに180回以上も噴火をし、昔は、平均で30年に1回の頻度で噴火していました。
しかし、江戸時代の宝永噴火(1707年)を最後に300年以上も噴火していません。
長い間噴火していなかったため次に起きる噴火はとても大きなものになり首都圏にも被害が及ぶ可能性があります。
この投稿では、
【火山灰が降る可能性のある地域】
【噴火の被害】
【噴火への備え】
について説明します。
火山灰が降る可能性のある地域
火山灰が降るとどうなる?!
水分を含んだ火山灰は電気を通します。
電線に火山灰が積もり雨に濡れると漏電が起き、停電になります。
そのため、富士山噴火の3時間後には東京都心でも停電が発生する可能性があるとされています。
また、火山灰の影響で発電所が止まり電力不足になったりパソコンやスマートフォンなどの電子機器も火山灰によって使えなくなる可能性があります。
通常の災害では支援物資が届きますが、火山灰で交通が遮断された場合、1週間経っても物資が届かない可能性があります。
給水車も来ず、水さえ手に入らない恐れがあります。
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火山灰の影響で自動車・鉄道・飛行機が運行できなくなる
大量の火山灰にさらされるとせきが増えたり、息苦しくなったりします。
鼻水やたんが増え、鼻やのどの奥が痛くなることもあります。
目に入ると角膜が傷つくので目の痛みやかゆみなどが出る可能性があります。
コンタクトレンズはなるべく使わずにメガネやゴーグルなどで火山灰が目に入らないように保護しましょう。
火山灰は酸性のため皮膚の炎症を起こす人もいます。
火山灰による交通への影響
【自動車】
火山灰が降ると自動車は走れなくなります。
火山灰が
乾燥している場合:厚さ10cm
雨に濡れた場合 :厚さ3cm
で走れなくなります。
1707年と同程度の噴火が起きた場合、東京は雨が降ると走行不可、横浜は雨が降っていなくても走行不可となります。
【鉄道】
車輪とレールの間に火山灰が入ると信号が誤動作するため、うっすらと火山灰が積もるだけで電車や新幹線などが走行不可能になります。
【飛行機】
火山灰がエンジン内部に入るとエンジンが停止し墜落する危険があります。
羽田空港や成田空港が閉鎖になる可能性が高いです。
噴火への備え
- 普段から防災グッズを用意しておきましょう。
- 特に重要なものは『水』です。
大抵の災害では給水車が来ますが、火山灰の影響で1週間経っても届かない恐れがあります。
明日は我が身。
日ごろから防災対策を見直しましょう!